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2017年4月4日火曜日

Macの初期設定を1発でキメる。

お久しぶりです.Jです.

毎年のことながら,PCの初期設定って面倒くさいですよね.Homebrew入れてBrew Cask入れてApp Storeでアプリケーション落としてきて,あれ後何が必要だっけ?となり,おまけにLatexのパッケージのアップデートは永遠に終わらないし….
そこで1コマンドで設定を完了させるスクリプトを作りました.こちらからどうぞ.
使い方(というほどのこともありませんが)はZipでダウンロードしてきて解凍して,ターミナル開いて実行するだけです.いくつかのステップに分割してあるので,途中エラー等で止まってしまったらそこから再開してください.あれ,1コマンドじゃな…


Latexのパッケージも,フルインストールではなくTex Shopやら要らないものを省いた最小構成にしてあるのでアップデートにもそこまで時間は掛からないと思います.
以下の記事などを参考にさせていただきました.ありがとうございます.
Homebrewで最小構成のTeX環境を構築する - WEB SALAD
OS X (El-Capitan) に最小限の LaTeX 環境を構築


ちなみに私はMacupというツールを使って新しいMacの設定やアプリケーションを1コマンドでメインのものと同期させてインストールするようにしています.PCを換えたり初期化し直す際に非常に便利です.上のスクリプトはこれの簡易版ということになります.

2016年8月1日月曜日

AtomエディタでさいつよのLaTeX環境を構築する

アトム、してますか?
AtomとはGithubが開発した近年注目のエディタであり、ITやWebの界隈の若い人たちには広まってきていますが、アカデミックな世界ではまだEmacsやVim、Visual Studioを使用する傾向が根強く、LaTeXに関する情報もあまり充実しているとは言えません。
そこで今回は、研究室内で数少ないAtom派の筆者がLatex環境の構築について解説したいと思います。

まずは入れるべきパッケージを紹介します。

① latex

AtomからLaTeXファイルを直接コンパイルするパッケージ。
筆者の環境である(u)pTeXエンジンでLatexmkを使う前提で話を進めます。
まずは設定から「TeX Path」を設定し(El Capitan であれば /Linrary/Tex/texbin になるはず)、「Builder」を「latexmk」、「Engine」を「pdflatex」とします。
「Custom Engine」に「latexmk -pdf」と入力します。
出力形式は「pdf」、「Open Result after Successful Build」、「Open Result in BackGround」と「Always Open Result in Atom」にチェック
次にホームディレクトリに .latexmkrc ファイルを作成し、以下のコードを貼り付けます。

#!/usr/bin/env perl

# Commands
$latex            = 'platex -synctex=1 -halt-on-error';
$latex_silent     = 'platex -synctex=1 -halt-on-error -interaction=batchmode';
$bibtex           = 'pbibtex %O %B';
$dvipdf           = 'dvipdfmx %O -o %D %S';
$makeindex        = 'mendex %O -o %D %S';

# Max number of typeset
$max_repeat       = 5;

# Make pdf via dvi
$pdf_mode   = 3;

# Preview application
# $pdf_previewer    = "open -a /Applications/Atom.app";

# Overwrite setting
$pvc_view_file_via_temporary = 0;

これが何をしているのかの解説はこちらこちらなどに任せます。
各自で適宜修正してください。
これで Ctrl + Option + b と押すだけでコンパイルとpdfの更新ができます。
保存するたびに自動でコンパイルしたい場合には「Build on Save」を、ソースジャンプをしたい場合には「Enable SyncTeX」をチェックしてください。



②language-latex

LaTeXの文法に合わせてカラーをつけてくれるパッケージ。
タブ幅や折り返し幅も設定できます。



③latexer

文法や参照の自動補完をしてくれるパッケージ。
BibTeXのcitationなどに非常に便利。


④pdf-view

Atom内でpdfファイルを開くパッケージ。
ズームや上下移動もキーボードからできます(誰かvimのキーバインドで移動する方法があれば教えてください…)。
「SyncTex Reverse sync behavior」は「Click」または「Double Click」にしておきましょう。


これで準備は整いました。
あとは編集して保存するたびに自動でpdfが更新され、クリックでソースにジャンプすることができます。
これでもうSkimもSumatraも不要です。
必要なのはただ1つ、Secom Atomだけです。

※ 2016/10/29 追記





2016年3月23日水曜日

dvipdfmx高速化



dvipdfmx で pdf変換するとき,-I [数字] オプションを入れてあげると
数字の時間分画像キャッシュが効いて2回目以降とても早くなる.

$ dvipdfmx -I 6 thesis



2016年3月14日月曜日

LaTeXからPDF変換時の用紙サイズ

前回のフォントの記事に加えて、LaTeXから最終的な.pdfのファイルにした場合に、用紙サイズがおかしい時の対処方法もメモしておきます。



2016年3月9日水曜日

LaTeXで太文字がうまく出ないときの対処方法


2月3月は卒業論文・修士論文など論文の時期ですね。

LaTeXで投稿論文や学位論文を執筆して、platexなんかを使って.dviファイルへとコンパイルしたあと、最終的に.pdfファイルに変換した結果、太字がうまく出ない(下左図)なんてことはありませんか?



2015年4月2日木曜日

EmacsとSkimの連携 Part.2

まえがき

以前こういった記事がありました。
Ochiailab Tips: Emacs と Skim の連携
Skim という PDF ビューアは使ったことなかったのと、導入コストに比べて作業効率の向上は微々たるものなんじゃないかと思ってずっとやっていなかったのですが、先日該当記事を書いてくれた著者のデモを見て、「これこそ風だ」と思ったので導入を決意しました。
ただ、該当記事に Xtexshop というのが出てくるのですが、僕の Mac にはそんなもの入っておらず何それという感じなので少しだけ違う方法を取ることにしました。
latexmk というコマンドを使います。



2014年4月6日日曜日

[Emacs] org-modeでメモ取ったりする


Emacsにはorg-modeという機能があって、簡単なメモとか取るのに便利です。
最近自分の中で設定が充実してきたのでご紹介します。

この記事はorg-modeのバージョン8以降の設定方法について書いています。
org-modeのバージョンは
M-x org-version
で調べられます。 最近のEmacsではpackage-list-packageから最新版が入れられるはずです。

作業中に瞬時にメモ取る設定

プログラムとか論文とか書いてるときに、ふと新しいアイデアとかTODOリストとか思い付いたりするでしょう?
そんなときにいちいち他のアプリに切り替えずに、Emacs上でその場で書くための設定がこちら。

(require 'org-install)
(setq org-startup-truncated nil)
(setq org-return-follows-link t)
(add-to-list 'auto-mode-alist '("\\.org$" . org-mode))
;; (org-remember-insinuate)
(setq org-directory "~/Dropbox/memo/")
(setq org-default-notes-file (concat org-directory "agenda.org"))
(setq org-capture-templates
      '(("t" "Todo" entry
         (file+headline nil "Inbox")
         "** TODO %?\n   %i\n   %a\n   %t")
        ("b" "Bug" entry
         (file+headline nil "Inbox")
         "** TODO %?   :bug:\n   %i\n   %a\n   %t")
        ("i" "Idea" entry
         (file+headline nil "New Ideas")
         "** %?\n   %i\n   %a\n   %t")))

(setq org-agenda-files (list org-directory)) ;agendaを使うため
;; ショートカットキー
(global-set-key "\C-cl" 'org-store-link)
(global-set-key "\C-co" 'org-capture)
(global-set-key "\C-ca" 'org-agenda)
(global-set-key "\C-cb" 'org-iswitchb)

(add-hook 'org-mode-hook 'turn-on-font-lock)
この設定しておくと、どんな作業中でもC-c oorg-capture起動した後にtでTODO、iでアイデアとかをメモできます。
org-directoryで設定したフォルダのorg-default-notes-fileのファイルに全部保存されていきます。
これが今TODOを追加しようとしている画面で、下のバッファがorg-captureの作業バッファになります。 この状態でC-c C-c押すと保存され、C-c C-kでキャンセルになります。
今まで書いたTODOとかアイデアとかをまとめて見たいときはC-c aです。
ここまでの設定は以下の参考サイトほぼパクりです。
 org-mode 初挑戦。 - 日々、とんは語る。

org-captureのバッファは、org-modeというメジャーモードになってて、上の設定やると.orgの拡張子のファイルは全てorg-modeで起動されます。
多分初めてorg-mode触る人は意味分からないと思うし、僕も未だによく分かっていませんが、最後の節で簡単な操作方法を紹介します。

orgファイルをLaTeX経由でpdfに変換する

僕はこれをやりたくてorg-mode使い始めました。
新しいプログラム書くときとか論文書くときとか、今まで裏紙なんかに雑に仕様を書いたりアウトライン書いたりしてたんですが、org-mode使うと何か良さそうです。
まず設定です。

(setq org-latex-classes
      '(("IEEEdouble"
         "\\documentclass[11pt,twocolumn,twoside]{IEEEtran}
\\usepackage{newenum}
\\usepackage{times,amsmath,amssymb}
\\usepackage{amsthm}
\\usepackage{cite,subfigure,bm}
\\usepackage{multicol,multirow}
\\usepackage{array}
\\usepackage[dvipdfmx,hiresbb]{graphicx}
\\usepackage[dvipdfmx]{color}"
         ("\\section{%s}" . "\\section*{%s}")
         ("\\subsection{%s}" . "\\subsection*{%s}")
         ("\\subsubsection{%s}" . "\\subsubsection*{%s}")
         ("\\paragraph{%s}" . "\\paragraph*{%s}")
         ("\\subparagraph{%s}" . "\\subparagraph*{%s}"))
        ("IEEEsingle"
         "\\documentclass[11pt,draftcls,onecolumn]{IEEEtran}
\\usepackage{newenum}
\\usepackage{times,amsmath,amssymb}
\\usepackage{amsthm}
\\usepackage{cite,subfigure,bm}
\\usepackage{multicol,multirow}
\\usepackage{array}
\\usepackage[dvipdfmx,hiresbb]{graphicx}
\\usepackage[dvipdfmx]{color}"
         ("\\section{%s}" . "\\section*{%s}")
         ("\\subsection{%s}" . "\\subsection*{%s}")
         ("\\subsubsection{%s}" . "\\subsubsection*{%s}")
         ("\\paragraph{%s}" . "\\paragraph*{%s}")
         ("\\subparagraph{%s}" . "\\subparagraph*{%s}"))
        ("thesis"
         "
        \\documentclass{jsarticle}
        \\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
        \\usepackage[utf8]{inputenc}
        \\usepackage[T1]{fontenc}
        "
         ("\\chapter{%s}" . "\\chapter*{%s}")
         ("\\section{%s}" . "\\section*{%s}")
         ("\\subsection{%s}" . "\\subsection*{%s}")
         ("\\subsubsection{%s}" . "\\subsubsection*{%s}")
         ("\\paragraph{%s}" . "\\paragraph*{%s}")
         ("\\subparagraph{%s}" . "\\subparagraph*{%s}"))
        ))

(setq org-latex-default-class "IEEEdouble")

;;; LaTeX 形式のファイル PDF に変換するためのコマンド
(setq org-latex-pdf-process
      '("platex %f"
        "bibtex %b"
        "platex %f"
        "platex %f"
        "dvipdfmx %b.dvi"))
長いですけど大半はLaTeXのヘッダ部分の設定で、ここではorg-latex-classesに3つのパターンを追加しています(インデントぐちゃってますが気にしない)。
3つのパターンにはそれぞれ"IEEEdouble"、"IEEEsingle"、"thesis"という名前が付いてて、pdfに変換するときにorgファイル内でこれらを指定することで、IEEEdoubleとかIEEEsingleのスタイルをスムーズに切り替えることができます。
具体的なorgファイルの先頭部分は以下のような感じになります。
#+TITLE: Title
#+AUTHOR: Author
#+LATEX_CLASS: IEEEsingle
#+OPTIONS: toc:nil timestamp:nil
TITLEがタイトル、AUTHORが著者、LATEX_CLASSがさっきの3つのパターンのどれかが入ります。
他に設定できるオプションは以下。
Export settings - The Org Manual

これ以降にLaTeX本文を書きますが、普通のtexファイルの形式ではなくてアスタリスク(*)の数で章とか節を分けます。
具体的なソースと出力はこんな感じです。
めんどくさいんで画像だけにしときます。
\begin{...}\end{...}などの普通のLaTeXコマンドも使えます。
orgファイルからpdfへの変換方法は次の節で説明しますが、その前に数式の扱いでちょっとだけ困ってしまったことがあったので報告しときます。

文中に数式を挿入する際に\$(ドルマーク)を使いますが、日本語の文章書いててなぜか数式に変換されずに\$がそのまま表示されました。
どうやら、数式と認識させるためには終わり(2つ目)の方の\$の後には空白か句読点を入れなければいけないらしいです。
参考サイト↓
Org-Mode の組み込み LaTeX 和訳部分 {= 宇田川浩行 {= 希哲館*月庭 {KTK}

 org-modeでの簡単な操作方法

さっきも書いたように、アスタリスク(*)が重要で、その数が増えるごとに章、節、小説と細かいランク分けになります。
以下よく使うショートカットキー。
C-c C-n,
C-c C-p,
C-c C-f,
C-c C-b
節間の移動。各々の挙動はめんどくさいから各自確かめて。
M-<ENTER>同じランクを追加。
<TAB>文章の折り畳み。
M-[→], M-[←]ランク変え。
C-c C-tTODO項目の状態変化。
C-c C-e l opdfに変換して開く。C-c C-e押した時点でその他のガイドがあるので色々試してみると良い。
あとは参考サイトなりを見て徐々に覚えていくと良さそうです。
箇条書きなんかも簡単にできます。
参考サイト:
org-mode による論文作成入門 - 勉強日記
Emacs org-modeを使ってみる: (1) インストール - 屯遁のパズルとプログラミングの日記
org-mode 8.0で変わった変数など - Qiita

通常のTeXモードかorg-modeどっちを使うべきか

僕としては、以前書いたAUCTeX+RefTeXの組み合わせの方がショートカットキーが充実しているし、さらにYASnippetも使いこなすとかなり楽にtexのソースの編集ができます。
Ochiailab Tips: AUCTex + RefTexで快適論文作成
Ochiailab Tips: 最強テンプレート補完機能: YASnippet

ただメモ書きにtexモードを使うにはちょっと大袈裟だなという感じがしてて、orgモードだとアスタリスクでアウトラインが見易いというのが利点だと思うので、大したドキュメントではないときにはorgモード使えばいいのじゃないかと思っています。
Markdownへの出力も対応しているので、GitHubに上げるReadmeファイルもこれで書くと良さそうです。

では。
many many returns of the day.........

2013年10月20日日曜日

tex✈pdfをコマンドで








全力歯ぎしりレッツゴー!

おはようございます。
texソースからpdfに変換するのには様々な研究がされていますが、
僕は無難にTerminal で、platex→dvipdfmxと入力していました。
でも、これを一回で出来たらいいなあということで、今回はshell目線からやってみました。
bashやzshに以下を追加してください。


function welovepdf () {
# 実行時に指定された引数の数が1個でなければダメです。
if [ $# -ne 1 ]; then
    echo "指定された引数は$#個です。" 1>&2
    echo "実行するには1個の引数が必要です。" 1>&2
else
platex $1
name=$(basename $1 .tex)#拡張子を除いた部分です
dvipdfmx "$name".dvi
fi
}

関数名は、好きなのにしてください。

使い方は、

$ welovepdf paper.tex

です。

楽しんでなー。



2013年1月27日日曜日

AUCTex + RefTexで快適論文作成

EmacserならLaTeXの編集はもちろんEmacsを使ってやりたいものです。
外部ツールAUCTeXと標準搭載のツールRefTexを使うと快適にLaTeXの編集やコンパイルが行えるようになります。
卒業シーズンも近づいてきましたので環境を整えておきましょう。

少し注意事項としてAUCTeXと同類のツールでYaTeX(野鳥)というものがあります。
YaTeXもここで書くことと同等のことが出来るはずですので、あまりYaTeXを使いこなせてない感のある人はこの記事を読む価値は十分あるかと思います。
でも詳しい使い方は各自ググるなりしてください。
あと、YaTeXからAUCTeXに乗り換えたいという方は恐らくYaTeXの設定を解除しないといけません。
ご注意を。
Carbon EmacsだとYaTeXの方が相性いいかもしれません。
ここではCocoa Emacs 24での設定方法を解説します。



2013年1月5日土曜日

LaTeXのsty, bst, bibファイルなどを単一フォルダで管理する方法

だいぶ前の記事でC/C++のソースファイルをライブラリとして管理する方法を書きました。
LaTeXでも同様のことが出来たらいいなあと思ったら、なんとその方法がありました。

要するに、今まで\bibliographystyle{../../tieice}みたいに相対パスを書いていた人(僕です)が\bibliographystyle{tieice}で良くなるし、また新しい論文作成用フォルダにstyやbibファイルなど必要なものを全てコピペしていた人(僕です)もその必要が無くなります。

ただし、この方法はコマンドラインで”platex”やらを使う人向けなので、TeXShopなどのIDE的なものに頼っている人には関係ない話かもしれません。
僕はMacでもWindowsでも、時にはLinuxでもLaTeXを書くときがあるので、環境依存するソフトウェアにはあまり頼らない派です。
コマンドラインでコンパイルする方法をあまり知らないという方はこちらの記事を読みましょう。

あと、この記事の最後の方でEmacs上でLaTeXコンパイルしている人向け用にも少し説明します。


2012年10月11日木曜日

EmacsとSkimの連携

注: この記事には続編があります。
Ochiailab Tips: EmacsとSkimの連携 Part.2

○ まえがき
  • Emacserのみなさん,風になってますか?
  • 以前,emacsからtex系コマンドを呼び出すみたいな記事を書きました.
    これによってemacs→pdfビューアへの道が開けたわけですが,近年ディジタル無線通信技術やソーシャルメディアなどの著しい普及により,双方向通信への注目が非常に高まっていますのでできれば復路(pdfビューア→emacs)も開拓しておきたいところです.
  • 別アプリからemacsへのアクセスを可能にする技術のひとつとして,emacs-serverがあげられます.TeXShopとかAdobe Readerとかは対応してないっぽいんですが,Skimというビューアが対応してるので,今回はこれ使います.

○ 準備
  1. SkimをDLしてApplicationフォルダに入れます.
  2. Skimの[環境設定]→[同期する]タブでPDF-TeX同期サポートをemacsにします.あとファイルの変更をチェックもONにしときます.
  3. Xtexshopをエディタで開いてPLATEXから始まる行を以下のように変えます
    PLATEX="platex -synctex=1"
  4. emacsの設定ファイルに以下のソースを適宜書き足し(書き換え)ます.
    ;;AUC-TeX
    (server-force-delete) ;; サーバー機能一旦切る
    (server-start) ;; サーバーリスタート
    (setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode)
    (setq preview-image-type 'dvipng)
    (custom-set-faces)
    (add-hook 'LaTeX-mode-hook
              (function (lambda ()
                          (TeX-source-correlate-mode 1)  
            (local-set-key "\C-c\C-a" 'TeX-command-master)
            (local-unset-key "\C-c\C-c")
                          (setq TeX-source-correlate-start-server t)
                          (add-to-list 'TeX-command-list
                                       '("Xtexshop" "Xtexshop %t"
                                          TeX-run-TeX))
                          (add-to-list 'TeX-command-list
                                       '("pdfView" "open -a Skim.app %s.pdf"
                                         TeX-run-discard-or-function ))
            (add-to-list 'TeX-command-list
           '("Dspline" "/Applications/Skim.app/Contents/SharedSupport/displayline %n %s.pdf %b" 
             TeX-run-discard-or-function))
            (local)
            )))
    

○ 実行
  • これで,emacs側からC-c C-a Xtexshopでコンパイル,C-c C-a dsplineでemacsのカーソルのあるとこをSkimで表示できます.逆にSkim上で適当にクリックしてCommand+Shift+左クリックするとemacs上のtexファイルの対応した行に移動できます.

○ 参考文献


2012年7月17日火曜日

emacsからtex系コマンドを呼び出す

emacsで書いてTexshop(or Terminal)でタイプセットしてという一連の作業はめんどくさいので,emacs上で全部できる方法をあげときます.ちなみにAUC-Tex用なのでYaTeXユーザーの人は適当に書き換えて使って下さい.あとTexShopが入っててXtexshop※にパスが通ってることが必要です.Mac用です.

.emacsの設定
(load "auctex.el" nil t t)
(load "preview-latex.el" nil t t)
(setq TeX-default-mode 'japanese-latex-mode)
(add-hook 'LaTeX-mode-hook
          (function (lambda ()
                      (TeX-source-correlate-mode 1)  
        (local-set-key "\C-c\C-a" 'TeX-command-master)
        (local-unset-key "\C-c\C-c")
                      (setq TeX-source-correlate-start-server t)
                      (add-to-list 'TeX-command-list
                                   '("Xtexshop" "Xtexshop %t"
                                      TeX-run-TeX))
                      (add-to-list 'TeX-command-list
                                   '("pdfView" "open -a TexShop.app %s.pdf"
                                     TeX-run-discard-or-function ))
        (local)
        )))

(fset 'preview [?\C-c ?\C-a ?p ?d ?f ?v ?i ?e ?w return])
(fset 'Xtexshop [?\C-c ?\C-a ?X ?t ?e ?x ?s ?h ?o ?p return])

これで C-c C-a Xtexshopでタイプセット,C-c C-a pdfViewでTexshopでプレビューできるようになります. TexShopの環境設定→プレビュー→自動更新をOnにしとくと,Xtexshopした瞬間プレビューも更新してくれるようになるので便利です.

※ XtexshopはこちらのDrag & Drop UpTeXパッケージ内に同梱されているお手軽にlatexをコンパイルできるスクリプトです.使用にあたってはplatex, uplatex, nkf等のプログラムが必要になります(上記のパッケージを導入した場合は中に全て入ってます).

2012年7月12日木曜日

latexコンパイル用ファイル

bibtexユーザーかつコマンドラインでtexコンパイルしてると,

platex→bibtex→platex→platex→dvipdfmx

のように5回くらいコマンド打たなくちゃいけなくてめんどいと思うので,pdf作成までの作業をひとまとめにしたコマンドファイルを置いときます.
platex&bibtexが置いてあるパスの通ったファルダに配置して,

$ textex test.tex

のようにすると使えると思います.

※使う前に
$ chmod +x textex
ってしてファイル権限を変更したほうがいいです.

2012年4月27日金曜日

.texのコンパイルと.bibの使い方

texは論文等を書く研究者にとって,美しい文章を作るために必要不可欠なソフトである.
現在我らがochiailabではTeXShopの利用を推奨している.コンパイルするには.texファイルをアイコンにドラッグし,タイプセットを押すだけという大変シンプルなものである.しかしながら,実は設定がうまく行ってなかったりすると,文字コードや関連付けの事情によりエラーを起こしてしまい,「わけわからん!!」と憤慨することとなる.

このようなことに対応するために,.texファイルをiTerm上のコマンドを打ち込むことでコンパイルする方法を紹介したいと思う.同時に,.bibファイルを作ることで,参考文献の簡単な参照の仕方も説明する.これを使うことにより,いちいち論文ごとに参考文献を最適に並べ替えたり,使用していない文献をコメントアウトしたりすることが必要なくなるので,是非活用してもらいたい.

まず,普段通り.texファイル( test.tex )とそれをコンパイルするのに必要な.cls( ieicej.cls )ファイルなどを同じフォルダに用意する(ここでは test folder に入れることとする).また,.bibファイルを使うために今回は"IEEEtran.bst"も用意しよう.
ここで,test.texとieicej.clsの文字コードが "utf-8" となっているか確認する.emacsを使っている人は,そのファイルを開き,

C-x RET f (Controlとxを同時押しー>リターンー>f)

と打ち込むと文字コード入力待機状態となるので,

utf-8 RET

と打ち込もう.こうすることで文字コードを"utf-8"に変えることができる.

つぎに,.bib(test.bib)ファイルを作ろう.ファイルの中身はこんな感じ.


@article{Thomas,
author = {C. M. Thomas and M. Y. Weidner and S. H. Durrani},
title = {{Digital Amplitude-Phase Keying with MAry Alphabets}},
journal = {IEEE Transactions on Communications},
volume = {22},
year = {1974},
pages = {168--180},
issue = {2},
doi = {10.1109/TCOM.1974.1092165},
masid = {1458543}
}

「……なんだこれ」と感じるかもしれないが,これはひとつの文献に関する情報をまとめたもので,このまとまりを自分が参照したい文献についてそれぞれ作って.bibファイルに書き込んでいく.「こんなのだるいわー」というそんなあなたも大丈夫.これはネット上で自動生成することができる.

そのやりかたの一つとして,"Microsoft Academic Search"という検索エンジンで,その文献を検索する方法がある.今回は『Digital Amplitude-Phase Keying with MAry Alphabets』を検索してみよう.するといくつか候補が出てきて,今回は一番上に目的の文献が出てきた.このページに飛んでみると,

こんなページが出現する.ここで文献名の横にある『Export』をクリックしてみてほしい.そうすると,

こんな感じで,先ほど.bibファイルに書き込んでいた情報が現れる.これをCopy&Pasteするといい.ここで,書き込んだあとに,\cite{Thomas}でこの文献を参照できるように,ラベル付けをする必要がある.これは.bibファイルの例で示したように一行目の赤色の部分に"Thomas,"と書き込むだけでよい.

こうすることによって,.bibファイルを作る.そのあと,.texファイルにこれを参照するための文章を書き込む.


\bibliographystyle{IEEEtran}
\bibliography{test}

この文章はいつも参考文献を書いている一番最後の部分に書き込めばいい."test"とかいてある部分は,参照する.bibファイルの名前を入れればいい.あとはいつものように\cite{***}によって,文献を参照するだけである.

ここまでできたら,コンパイルをはじめる.まずCurrent directoryをtestにし,そこから以下のコマンドを入力していく.

test > platex test.tex
test > bibtex test
test > platex test.tex
test > dvipdfm test.dvi
test > dvipdfm test.dvi

これで自動で順番を並び替えて参照されているtest.pdfができているはずだ.
これを活用してみんなで論文をどんどん書いていこう!







2012年2月2日木曜日

数式の参照

LaTeXにおいて
¥label{formula}
のラベルが付いた42番目の数式を参照する際、
(¥ref{formula})
で  (42)  と表示できますが、
¥eqref{formula}
だけで括弧付きの
  (42)  が表示できます。