複数の端末でファイルを同期できるサービスやツールをまとめてみました。
自身の研究生活で利用してきた経験からの所感もあります。
これから使ってみたい人や、現状のサービスに満足していない人の参考になれば幸いです。
完全に個人の見解ですし、筆者は専門家でもないので、違ってたら教えてください。
あと、全部無料版で利用可能な範囲内で言及してます。
Resilio Sync
Resilio Sync - Free File & Folder Sync Software
旧 BitTorrent Sync。
元々 BitTorrent 社が開発したソフトだが、このソフトウェアの開発チームが独立して名前が変わった。
Torrent と聞いて抵抗のある人もいるかもしれないけど、全く違法なものではない。
そもそも Torrent 技術自体は違法ではない。
クラウドは通さず P2P によってファイルを同期するため、どこかの会社のサーバー上でデータが保管されるわけではない。
旧 BitTorrent Sync。
元々 BitTorrent 社が開発したソフトだが、このソフトウェアの開発チームが独立して名前が変わった。
Torrent と聞いて抵抗のある人もいるかもしれないけど、全く違法なものではない。
そもそも Torrent 技術自体は違法ではない。
クラウドは通さず P2P によってファイルを同期するため、どこかの会社のサーバー上でデータが保管されるわけではない。
メリット
- ファイル数、ファイルサイズに上限が無い。
- 速い。
- 動作が安定している。
- Windows, Mac, Linux, スマートフォンで利用可能。
- Linux 向けのバイナリファイルはターミナル上から起動できる(設定はブラウザが必要)。
デメリット
- 同期するには、1 つ以上の他端末上でもソフトが動作していないといけない。
- 常時起動のサーバーとかで使えば問題にはならない。
- クラウド上にバックアップは作成されない。
- CPUとかメモリの占有率高め
所感
筆者は研究用のファイルをサーバーと同期するのにこのソフトウェアを使ってます。
サイズ制限無しで使えるというのが一番のメリットだと思ってます。
Dropbox
Dropbox
定番のファイル同期ソフト。
定番のファイル同期ソフト。
メリット
- 安定している。
- 比較的速い。
- ファイルの変更履歴を確認でき、必要なら前のバージョンに戻せる。
- ブラウザから
- Revisions というアプリを使えば、Mac 上からでもできる。
- チームなどで共有するフォルダも作れる
- パブリックに公開するフォルダも作れる
- Windows, Mac, Linux, スマートフォンで利用可能。
デメリット
- サイズ上限が 2GB くらい
- 色々やると増える
所感
やはり使いやすい。
ファイルを前のバージョンに戻せるのはありがたい。
しかし、サイズ上限が少ないのがネック。
筆者は研究室メンバーで共有しているフォルダ以外今はほとんど使ってません。
ファイルを前のバージョンに戻せるのはありがたい。
しかし、サイズ上限が少ないのがネック。
筆者は研究室メンバーで共有しているフォルダ以外今はほとんど使ってません。
OneDrive
OneDrive
Microsoft 製。 旧名 SkyDrive。
Microsoft 製。 旧名 SkyDrive。
メリット
- 安定している。
- Microsoft Office ドキュメントとの親和性高い
- チームなどで共有するフォルダも作れる
- パブリックに公開するフォルダも作れる
- SkyDrive 時代から使っているユーザーは 25GB 使える
- 通常の新規ユーザーは 5GB
- Windows, Mac, スマートフォンで利用可能
デメリット
- 極端に頻繁にファイルを更新すると、バグって同期が終わらなくなる
- ソフトを再起動すれば解決する
- 同期速度は速いとは言えない
- 昔よりは改善されつつあるかも
所感
リアルタイム性が必要でないなら重宝する。
しかし、バグで同期できなくなるのは辛い。
筆者は LaTeX ファイルを主に OneDrive 管理フォルダ内で編集するので、その問題さえ無くなれば文句はなくなる。
あと、筆者は SkyDrive 時代から使っているのと、色々キャンペーンを適用して 1TB く らい使えるようになってるので、上限は気にならない。
Dropbox もそうだけど、スマートフォンで撮影した写真のバックアップ先 に利用するのも便利。
特に Microsoft は AI に力を入れてるので、Google Photos ほどではないかもしれないけど写真を自動仕分けしてくれるので良い。
しかし、バグで同期できなくなるのは辛い。
筆者は LaTeX ファイルを主に OneDrive 管理フォルダ内で編集するので、その問題さえ無くなれば文句はなくなる。
あと、筆者は SkyDrive 時代から使っているのと、色々キャンペーンを適用して 1TB く らい使えるようになってるので、上限は気にならない。
Dropbox もそうだけど、スマートフォンで撮影した写真のバックアップ先 に利用するのも便利。
特に Microsoft は AI に力を入れてるので、Google Photos ほどではないかもしれないけど写真を自動仕分けしてくれるので良い。
Google Drive
メリット
- デフォルトで 15GB
- Google サービスとの親和性高い
- Windows, Mac, スマートフォンで利用可能
デメリット
- 遅い
- 最近使ってないので、改善されてるかもしれない
所感
デメリットはそんなに無いけど、逆に突出したメリットも思い当たらないので使わなくなった。
Google 製なのでまあ安定しているかな。
Google 製なのでまあ安定しているかな。
その他
上記以外のサービスは使ったことないか、使ってもすぐに止めたものが多い。
以下に思いつくものを載せておくので、まだしっくりくるものが無ければ試してみる価値はあると思う。
以下に思いつくものを載せておくので、まだしっくりくるものが無ければ試してみる価値はあると思う。
- Box Sync 4 - Built for Business, Developed from the Ground Up
- FreeFileSync - Free Backup and File Synchronization Software
- SpiderOakONE
【番外編】
rsync
Linux コマンドである
詳細は各自で調べてほしい。
ここで紹介した中では一番確実な方法ではあるが、自動同期ではないので任意のタイミングでコマンドを実行する必要がある。
逆に言えば、ファイルが最新状態かそうでないかが明確になるので、サー バー上にプログラムをアップロードするときなどには向いてるかも。
ちなみに筆者は使おうと思っていたけど、Resilio Sync で足りてるので未だに使ってない。
rsync
を使えば ssh
経由でファイル同期が可能。詳細は各自で調べてほしい。
ここで紹介した中では一番確実な方法ではあるが、自動同期ではないので任意のタイミングでコマンドを実行する必要がある。
逆に言えば、ファイルが最新状態かそうでないかが明確になるので、サー バー上にプログラムをアップロードするときなどには向いてるかも。
ちなみに筆者は使おうと思っていたけど、Resilio Sync で足りてるので未だに使ってない。
GitHub とか BitBucket
これも任意のタイミングで
インターネット上で豊富に情報が載っているので、分からないことは大抵ググれば解決できる。
過去記事は以下。
Ochiailab Tips: Git と GitHub か Bitbucket を利用してソースのバックアップを取る
push
とか pull
する必要があるけど確実。インターネット上で豊富に情報が載っているので、分からないことは大抵ググれば解決できる。
過去記事は以下。
Ochiailab Tips: Git と GitHub か Bitbucket を利用してソースのバックアップを取る
終わりに
ビジネス用、プライベート用など用途に合わせて使い分けるのが一番だと思います。
特に社内サーバーとかにプライベートなファイルが入っていると、 管理者から丸見えなので、その辺は留意しながらファイルを同期しましょう。
特に社内サーバーとかにプライベートなファイルが入っていると、 管理者から丸見えなので、その辺は留意しながらファイルを同期しましょう。
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